- イエンタフォーとは
- イエンタフォーの超本格レシピと作り方
- イエンタフォー関連料理
この記事では上記のことを解説していきます。
イエンタフォーはクイッティアオ(タイラーメン)の一種です。
イエンタフォーの特徴は、なんと言ってもピンク色のスープ。
タイ旅行の際、一度は見たことあると言う方も多いですよね。
しかしイエンタフォーはかなりドギツイ見た目なので、敬遠している方も多いのではないでしょうか。
ただ、食べてみると意外と食べやすく、クセも少ないのに驚くでしょう。
実はイエンタフォーはタイ人にとても人気のある料理となります。
この記事前半ではイエンタフォーの基本解説。
後半ではイエンタフォーのレシピと作り方を紹介いたします。
詳しく知ることで、一度食べてみたいと思えるようになるかもしれませんよ。
ぜひ参考にしてみてください。それではいきましょう!!!
タイ料理【イエンタフォー】ピンクラーメンの基本解説
カタカナ表記 | イエンタフォー・イエンターフォー・イェンターフォー |
---|---|
タイ語 | เย็นตาโฟ |
辛さ | |
クセ |
イエンタフォーとは
イエンタフォーはクイッティアオ(タイラーメン)の一種です。
ピンク色のスープが一番の特徴でしょう。
着色料を使用していると思っている方もいるかもしれませんが、実は「タウフーイー」と呼ばれる紅腐乳を使用することでピンク色になります。
見た目のインパクトで敬遠してしまっている方も多いですよね。
しかし食べてみると意外とあっさりしていて、食べやすいと感じるかもしれません。
難しいかもしれませんが、一度、先入観なしで食べてみるのがオススメ。
イエンタフォーはタイ人にとても人気のクイッティアオで、イエンタフォー専門店もあるくらいです。
辛い店と辛くない店があるので、注文時に店員さんに聞いておくといいでしょう。
- アンニー・ペット・マイ?→これは辛いですか?
- マイ・ペット・ダイ・マイ?→辛くなくできますか?
ただし聞いたところで、辛くなくできない場合もあります。辛いのが苦手な方は注意しましょう。
イエンタフォーは以下のような場所で食べることができます。
- 屋台
- フードコート
- タイ料理レストラン
- イエンタフォー専門店(または専門屋台)
イエンタフォーの麺と具材
イエンタフォーの麺は、クイッティアオ同様にいくつかの種類から選ぶことができます。
- センレック(中細米粉麺)
- センミー(極細米粉麺)
- センヤイ(幅広米粉麺)
- バミー(タイ風小麦麺)
- ウンセン(春雨)
- センママー(インスタント麺)
イエンタフォーと合わせる麺で一番のオススメは、センヤイ(幅広米粉麺)となります。
ズッシリと食べ応えがあり、麺との絡みもいいです。
さて、イエンタフォーに入る具材は少し特殊となります。
イエンタフォーに使用する具材は例えば、
- パックブン→空芯菜
- プラームック→烏賊
- ヘッドフーヌーカーオ→白キクラゲ
- タオフートート→揚げ豆腐
- ギアオトート→揚げワンタンの皮
- ルアットムー→豚の血豆腐
- ルークチン→練り物ボール
と言った感じで、ノーマルなクイッティアオにはあまり入らない具材が多いです。
紅腐乳とは
- タウフー→豆腐
- タウフーイー→紅腐乳
イエンタフォーは、イエンタフォー専用ダレを使用することでピンク色になります。
そしてイエンタフォー専用ダレに入っているのが、タウフーイー(紅腐乳)です。
紅腐乳は豆腐を塩漬けにして紅麹で発酵させた食品になります。
紅腐乳は中国や台湾などで、おつまみやお粥のお供、さらには野菜炒めなどに調味料として幅広く使用されています。
とはいえ日本人からすると、かなりクセの強い食品となりますので注意しましょう。
例えるなら、沖縄の「豆腐よう」が一番近いかもしれません。
ただし、豆腐ようは泡盛に漬け込んだりするので、風味が紅腐乳とはかなり違います。
ちなみにタイ料理だとスキー(一人前タイスキ)にも使用。
イエンタフォーの本格レシピと作り方
ここからはイエンタフォーの本格レシピと作り方を紹介していきます。
ただ、正直、家庭で作るにはかなりハードルが高いのでオススメはしません。
個人的にイエンタフォーはタイで食べるのが一番かなと思います。
レシピ
麺
- センヤイ(幅広米粉麺):お好み
- フライドガーリック:お好み
- 自家製イエンタフォーソース:大さじ1.5杯(一食分)
スープ(出汁)
- 水:4L
- 塩:大さじ1杯
- ニンニク:7片
- 粒胡椒:1杯
- パクチーの根:5本
- 豚骨(背骨):1kg
- 砂糖:大さじ1杯
- シーユーカオ:大さじ1杯
- 大根:7スライス
自家製イエンタフォーソース
- ニンニクの漬物:120g
- タウフーイー:3個
- タウフーイーを漬けているタレ:70g
- お酢:大さじ5杯
- 砂糖:70g
- 塩:小さじ1杯
- シラチャーソース:200g
- ケチャップ:150g
- オイスターソース:100g
トッピング具材
- 空芯菜:お好み
- 烏賊(イカ):お好み
- 血豆腐:お好み
- 白キクラゲ:お好み
- ルークチン(タイの練り物):お好み
トッピング具材は全てお好みです。
作り方
スープ(出汁)
- 寸胴に水をはり、スープの材料を全部入れます。
- 沸騰前にアクを取ります。
- 弱火で1.5時間煮込んでいきます。
自家製イエンタフォーソース
- イエンタフォーソースの材料を全てフードプロセッサーに入れ、撹拌します。
- 鍋に入れ、弱火で煮込んでいきます。
- 少しとろみが出てきたら、イエンタフォーソースの完成です。
トッピング具材
- 空芯菜をカットして、水に浸けておきます。
- その他食材をカットしておきます。
本調理
- 空芯菜を茹でます。
- トッピングしたい具材を茹でます。
- センヤイを茹でます。※生麺なので茹で過ぎ注意
- 丼にセンヤイを空芯菜を入れ、フライドガーリックを入れます。
- 具材をトッピングします。
- 自家製イエンタフォーソースをかけます。
- スープ(出汁)を入れて、刻みワケギを振りかけて完成です。
イエンタフォー関連料理
ガオラオイエンタフォー
- ガオラオ→麺なし・ご飯なし
ガオラオイエンタフォーは「麺なし」のイエンタフォーのことです。
ガオラオで注文した場合、麺がない分その代わり具材が多くなります。
そしてご飯と一緒に食べるのが定番となっています。
ダイエット中の方ですと、ご飯も注文せずにスープと具材のみで食べるのもオススメです。
ちなみにガオラオはイエンタフォーだけでなく、どの種類のクイッティアオでも注文することができます。
カップラーメンママー【イエンタフォー味】
- ママー→タイのインスタントラーメン、カップラーメン
タイで最も有名なカップラーメン「ママー」にも【イエンタフォー味】があります。
ママーのイエンタフォーは少し辛めで、程よい酸味が特徴です。
スープの色はもちろんピンク色となります。(少し薄めのピンク色)
カップ麺だけでなく、ママーのインスタント麺にもイエンタフォー味があります。
ママーは他にも、たくさんの種類がありクオリティーも高いです。
スキー
スキーを日本語にすると【一人前タイスキ】といった感じです。
あまり知られていないかもしれませんが、スキーにもタウフーイー(紅腐乳)を使用します。
ただしスキーの色は、ピンク色というよりオレンジ色になることが多いです。
見た目的にスキーの方が、敬遠する人は少ないかもしれません。※日本人には
タイ料理【イエンタフォー】のまとめ
イエンタフォーはクイッティアオ(タイラーメン)の一種です。
日本語にすると【ピンクラーメン】といった感じでしょうか。
ピンク色のスープに少し驚くかもしれませんが、着色料は使用せず、タウフーイー(紅腐乳)でピンク色になっています。
先入観なしで食べてみると意外とあっさりしていて食べやすいです。
少し辛いイエンタフォーが多いので、辛いのが苦手な方は注意しましょう。
タイ旅行の際には、ぜひ一度、本場のイエンタフォーを食べてみてください。
日本で作るのはかなり難しいと思いますので、タイで食べるのがオススメです。