- ウンガティとは
- ウンガティの簡単な作り方
この記事では上記のことを解説していきます。
ウンガティとは日本語にすると【タイ風ココナッツミルクゼリー】といった感じです。
ウンガティは2層になったゼリーとなります。
- 透明ゼリー
- ココナッツミルクゼリー
しかし、実は固める前は2層に分かれていません。
2層別々で固めると思われているかもしれませんが、本当は少し違うのです。
この記事前半ではウンガティの基本解説。
後半ではウンガティの簡単な作り方を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
それではいきましょう!!!
タイ【ウンガティ】ココナッツミルクゼリーの基本解説
タイ語 | วุ้นกะทิ |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
ウンガティとは
- ウン→寒天・ゼリー
- ガティ→ココナッツミルク
ウンガティとは要するに【タイ風ココナッツミルクゼリー】のことです。
ウンナーガティと呼ぶ場合もあります。(「ナー」は上・前を意味する)
ただ基本的に「ナー」は省略されることが多いです。
ウンガティには、ポンウン(ゼリー粉:ゼラチンやアガーなど)を使用します。
つまり日本でよくゼリーを使用するものと同じです。
ウンガティは2層に分かれているのですが、それぞれ
- チャンガティ→ココナッツミルクゼリーの層
- チャンウンサーイ→透明ゼリーの層
と呼ばれます。
ウンガティは2層に分かれていますが、実は同じ容器(バット)に同時に入れて作ります。
同時に容器に入れても、脂分の多いココナッツミルク側(上)と水側(下)で勝手に分かれます。
しかも完成後、2層はくっ付いて剥がれることはありません。
ウンガティの色と種類
ウンガティはかなり自由度の高いデザートで、いろいろと工夫ができます。
まず、透明ゼリー側を作る際には、よくタイの自然着色料が使用されます。
- ウンガティバイトゥーイ→パンダンリーフ使用(緑色)
- ウンガティドークアンチャン→バタフライピー(青色)
逆にココナッツミルクだけを使用したウンガティもあります。(この場合は1層ゼリー)
生地に具材を入れるものもあり、
- マプラーオオーン→ココナッツ
- ポンラマーイ→果物
など、まぁ結構何でも入れることが可能です。
さらにサンカヤー(タイ風プリン)と呼ばれるものもゼリー状にしてしまいます。
ガティ(ココナッツミルク)は使用していないため、ウンサンカヤー(タイ風プリン味のゼリー)と呼ばれています。
さらにさらに、二つを合わせたウンサンカヤーバイトゥーイなんてものも……。もっと言えば形も自由です。
つまり、何でもできて自由なんですね。まさに日本のゼリーと同じ感覚でしょう。
ウンガティの簡単な作り方
ここではウンガティのザックリとした作り方を紹介していきます。
ウンガティにはココナッツミルクが必須ですが、別に無くてもただの「ウン(ゼリー)」になるだけなので問題はありません。
食べれます。ただ「ウンガティ」ではなくなるだけです。笑
材料
- ココナッツミルク
- 水
- 砂糖
- 塩:少量
- ゼリー粉(商品ごとに記載量)
作り方
鍋を二つ用意します。
下の層(透明ゼリー生地)
- 水、ゼリー粉を鍋に入れ混ぜます。
- 10分おきます。
- 火をつけて、混ぜながら、ゼリー粉を溶かします。(中火)
- 砂糖を入れて、溶かします。(中火)
- 沸騰したら火を止めます。
上の層(ココナッツミルクゼリーの生地)
- 水、ゼリー粉を鍋に入れ混ぜます。
- 10分おきます。
- 火をつけて、混ぜながら、ゼリー粉を溶かします。(中火)
- 砂糖、塩を入れて、溶かします。(中火)
- ココナッツミルクを入れます。(中火)
- よく混ぜながら、ココナッツミルクの油分が分離しないように気をつけます。
- 沸騰したら火を止めます。
バットに入れる
- 広いバットに透明ゼリーの生地を入れていきます。
- その上からココナッツミルクゼリーの生地を入れていきます。
- この時、2つの生地が混ざってしまうことは気にしなくても問題ありません。
- むしろ固まる前に入れないと綺麗に2層が分かれません。
- 浮いている泡をスプーンで取り除きます。
- 完全に冷めるまで、そのまま置いておき、その後冷蔵庫で冷やして完成です。
ウンガティ関連デザート
カノムチャン
- カノム→お菓子
- チャン→階・層
カノムチャンを日本語にすると【タイ風ういろう】といった感じになります。
カノムチャンもある意味【タイ風ゼリー】と言えますが、カノムチャンは米粉やくず粉などを使用します。
そして、ウンガティ同様に階層がありますが、2層ではなくもっと全然多い層です。
カノムチャンは蒸して階層を作るのですが、完成後ペロンと剥くことも可能です。(ウンガティは完全にくっつきます。)
また、食感にも少し違いがあり、カノムチャンはネットリとしてモチモチです。
チャオクワイ
海外のゼリーというと真っ先に思い浮かぶのがチャオクワイ(仙草ゼリー)ではないでしょうか。
チャオクワイは仙草ゼリーの素を使用したものですが、独特のサッパリとした風味とモッチリとした食感が特徴となります。
タイ【ウンガティ】ココナッツミルクゼリーのまとめ
ウンガティを日本語にすると【タイ風ココナッツミルクゼリー】といった感じです。
ただし、かなり自由度の高いタイデザートとなります。
日本人にも食べやすい方の部類に入るタイデザート。
日本でも簡単に作れますので、一度作ってみてはいかがでしょうか。