- オススメの牛肉タイ料理
- タイの牛肉の特徴
この記事では上記のことについて解説していきます。
タイの食堂で目にする肉は大体、豚肉か鶏肉ですよね。
しかし当然タイでも牛肉は食べられています。
ただしタイの牛肉には少しクセがありますので、わざわざ牛肉でなくてもいいような気もしてきますよね。
しかし実は、タイ料理でも美味しい牛肉料理が増えてきているのをご存知でしょうか。
この記事ではそんなクセのあるタイの牛肉を使ったタイ料理の中でも、牛肉の特徴を生かした美味しい牛肉タイ料理をご紹介いたします。
この記事を読むことで、この料理には牛肉が合う、合わないがなんとなくわかってもらえるかなと思います。
ぜひ参考にしてみてください。それではいきましょう!!!
- 牛肉にクセがあるというのは、タイの道端にある食堂での牛肉のことを指しています。
- 中級以上のタイ料理レストランだと質のいい牛肉を使っている店が多いです。
タイの牛肉の特徴
- ヌア→肉(牛肉)
- ウア→牛
- ヌアウア→牛肉
牛肉のことをタイ語で「ヌアウア」と言いますが、料理名では単に「ヌア」だけで牛肉という意味になります。
- ヌア→牛肉
- ヌア→肉
- ヌアウア→牛肉
- ヌアムー→豚肉
- ヌアガイ→鶏肉
少しややこしいのですが、一応知っておいたほうが注文する際に便利です。
さて、タイの牛肉の大きな特徴を3点あげておきます。
- 日本と同様に基本、鶏肉や豚肉に比べて少し割高。
- 肉質は固め。
- 脂部分の匂いにクセがある。
タイ食堂で提供される牛肉は基本、安い牛肉です。安く食べられますが、その分あまり美味しくないことが多いです。
そして牛肉を提供していない店もあります。
ただし、料理次第ではタイの牛肉も十分美味しくなります。
いわゆる牛肉のクセを生かしたタイ料理です。
人気のオススメ牛肉タイ料理【5選】
ここからはタイの牛肉を使用した、おすすめの美味しい牛肉タイ料理を紹介していきます。
以下の2点が美味しい牛肉タイ料理のポイントです。
- ハーブやスパイス、香りの強い食材を使用し、タイ牛肉独特の臭みを消す。
- 味が濃い。
パットガパオヌア
カタカナ表記 | パットガパオ・パッガパオ・ガパオライス |
---|---|
タイ語 | ผัดกระเพราเนื้อ |
辛さ | |
クセ |
- パット→炒める
- ガパオ→ホーリーバジル
- ヌア→牛肉
日本でもお馴染みのパットガパオです。
パットガパオとは日本でも有名なタイ料理であるガパオライスのことです。
ニンニクとガパオ(ホーリーバジル)に唐辛子を炒めたシンプルなタイ料理です。
結構辛いので、辛いのが苦手な方はご注意ください。
タイの牛肉の臭みをニンニクとガパオ、そして唐辛子が消してくれます。
牛肉の美味しい味と食感の良い部分だけが残っています。
味付けは比較的濃いめです。
タイ牛肉の短所を抑えて、長所のみが残る形に自然となっています。
逆に牛肉の脂身が旨味をさらに濃厚にしてくれて美味。
目玉焼きをトッピングし、崩して一緒に食べるのがおすすめの食べ方。
やはりタイ牛肉を使用したタイ料理の中では、ダントツで一番美味しいタイ料理かと個人的には思っています。
タイカレー類
カタカナ表記 | ゲーン |
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タイ語 | แกง |
辛さ | 種類次第 |
クセ | 種類次第 |
- ゲーン→煮込む(煮込み料理全般)
タイカレー(ゲーン)は種類も豊富です。
タイカレーの中でも、特にタイの牛肉との相性がいいのはスパイスを主にしたタイカレー。
その一部が以下の通りとなります。
- ゲーンマッサマンヌア→牛肉マッサマンカレー
- カオソーイヌア→揚げ麺のせ牛肉カレーラーメン
- パネーンヌア→牛肉パネーンカレー
濃厚な味と食感がクセになります。
牛肉の臭みはあまり感じません。
以前は鶏肉での提供しかないお店がほとんどでしたが、最近は牛肉で提供できるお店も増えてきています。
ゲーンキアオワーン(グリーンカレー)は、主にハーブを主軸としたタイカレーなので外しました。タイに無いわけではないので、興味のある方はお試しください。
ヌアヤーン
カタカナ表記 | ヌアヤーン |
---|---|
タイ語 | เนื้อย่าง |
辛さ | 0(タレは辛い) |
クセ | なし |
- ヤーン→焼く
ヌアヤーンとは【焼き牛肉】のこと。
【タイ風牛肉ステーキ】と呼んでもいいかもしれません。
タレが少し辛いのですが、辛いのが苦手な方でも食べられます。
漬け込んでから焼くので、味つきでタレがなくとも美味しく食べれます。
タイ牛肉の独特の臭みは、漬け込むことで少しだけ和らいでます。
スアロンハイ
カタカナ表記 | スアロンハイ |
---|---|
タイ語 | เสือร้องไห้ |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- スア→虎
- ロンハイ→泣く
スアロンハイを直訳すると「虎が泣く」という意味ですが、れっきとした料理名です。
主にヌアヤーン(焼き牛肉)の中でも、牛肩バラ肉をスアロンハイと呼びます。
通常のヌアヤーンより脂身が多いです。作り方や焼き方はヌアヤーンと同じとなります。
ちなみに牛肩バラ肉自体をスアロンハイと呼ぶこともあります。
ヌアグラティアム
カタカナ表記 | ヌアグラティアム・ヌアガティアム |
---|---|
タイ語 | เนื้อกระเทียม |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- ヌア→牛肉
- ガティアム(グラティアム)→ニンニク
ヌアグラティアムとは【牛肉のにんにく炒め】です。
辛くなくてハーブも使用しない、とてもシンプルなタイ料理です。
タイ料理が嫌いな方または、辛いのが苦手な方にもオススメです。
食材はシンプルで牛肉とにんにくのみ。味付けの調味料の基本はオイスターソースです。
店によっては味の素、鶏ガラスープの素やナンプラーを入れたりもします。
美味しい牛肉の旨味はしっかり残っていますので、ご飯と食べると非常に美味しいです。
ただし野菜を一緒に摂れないのが唯一の弱点。野菜を他の料理と一緒に食べて補いましょう。
ニンニク炒めはメイン食材を変えると料理名も変わってきます。
- ガイグラティアム→鶏肉のニンニク炒め
- ムーグラティアム→豚肉のニンニク炒め
トムセープヌア
カタカナ表記 | トムセープ |
---|---|
タイ語 | ต้มแซ่บ |
辛さ | |
クセ |
- トム→煮る
- セープ→美味しい(イサーン方言)
- ヌア→牛肉
トムセープとは【イサーン風旨辛ハーブスープ】です。
そしてトムセープヌアとは、トムセープに牛もつがたっぷり入ったスープ料理のことです。
牛もつを使用する煮込みスープなので【タイ風牛もつスープ】または【タイ風トリッパ】などとも呼ばれていたりします。牛の臭みはハーブでしっかり消されています。
かなり辛いので、辛いのが苦手な方は注意が必要です。
牛もつが何種類か入っていて、食感良くが非常に美味。あまりタイ食堂では見かけないので、もし見つけたら是非トライしてみましょう。
見た目は余り良くないのが欠点です。
トムセープに入っているハーブは以下の通りです。
- タクライ→レモングラス
- バイマックルー→コブミカンの葉
- カー→ナンキョウ
- ホーラパー→スイートバジル
トムセープは他にも様々な種類がありますので、色々と試してみるのも楽しいでしょう。
その他のおすすめタイ牛肉料理
タイ料理には他にもオススメのタイ牛肉料理があります。
まだまだこれから日本でもメジャーになってくるかもしれないので、紹介しておきます。
- ヌアパットプリックタイダム(牛肉の黒胡椒炒め)
- ヌアデートディアウ(タイ風ビーフジャーキー)
牛肉タイ料理のまとめ
最近はタイの牛を育てる技術が上がってきていて、タイの高級牛肉ブランドまで出てきています。
つまり以前よりタイの牛肉は格段に美味しくなってきているということ。
それは同時にタイ人も牛肉を以前より多く食べるようになってきたということでしょう。
未来では、どんなタイ料理でも合う美味しいタイ牛肉料理が食べられるようになるのかもしれませんね。
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