- カイケムとは
- カイケムの本格レシピと作り方
- カイケム料理紹介
この記事では上記のことを解説していきます。
カイケムを日本語にすると【アヒルの塩漬け玉子】といった感じです。
中国や東南アジアではメジャーな卵の食べ方(加工方法)。
そしてもちろん、タイでもカイケムを使用したタイ料理が数多くあります。
タイに住んでいたら、一度は食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
カイケムにはアヒルの卵を使用することが多いのですが、実はしっかりと理由があります。
この記事前半では、カイケムの基本解説。
後半ではカイケムの本格レシピと作り方を紹介をしていきます。
知っておくことで、次回食べる際、さらに美味しく感じるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。それではいきましょう!!!
カイケムとは
カタカナ表記 | カイケム |
---|---|
タイ語 | ไข่เค็ม |
辛さ | 0 |
クセ |
- カイ→玉子
- ケム→塩っぱい
カイケムを日本語にすると【アヒルの塩漬け卵】といった感じです。
カイケムはその名の通り、カイ(卵)を塩水に漬けて作ります。
基本的にはカイペット(アヒルの卵)を使用。一応、カイガイ(鶏卵)でも作れますが、風味が少し違います。
できることならアヒルの玉子を使用した方が濃厚で美味しいです。
そしてもう一つの理由はアヒルの卵は殻が厚いので、塩漬けするのに向いているということです。
鶏卵だと殻が薄く、作るのも少し難しくなります。
さて、カイケム(アヒルの塩漬け卵)は中国や東南アジアではメジャーな食材です。ただしカイケムはタイ語となります。
アジアには様々な塩漬け卵料理がありますが、もちろんタイにもカイケムを使用したタイ料理やデザートが数多く存在します。(後半で紹介)
少しだけクセがあり、白身がかなり塩っぱいので、日本人には好き嫌いがある印象です。
カイケムはスーパーやコンビニで簡単に買うことができます。
そしてカイケム料理は以下のような場所で食べることが可能です。
- 道端の食堂
- タイの居酒屋
- フードコート
- タイ料理レストラン
カイケムの本格レシピと作り方
ここではカイケムの本格レシピと作り方を紹介していきます。
カイケムの作り方は何種類もあるのですが、一番わかりやすい作り方を紹介いたします。
できればアヒルの卵で作ってくださいね。
レシピ
- 水:茶碗7杯
- 塩:茶碗2杯
水:塩=1:3くらいでもできます。
作り方
- アヒルの玉子をよく水で洗います。
- 鍋に水と塩を入れ、火をつける。
- 塩がしっかり溶け、沸騰したら火を止めて冷ます。
- 玉子を瓶に入れ、常温になった塩水を入れていく。
- 玉子が塩水にしっかり浸からせる。
- 塩水を瓶の満タンに入れて、空気を入れないようにする。
- 瓶に蓋をして密閉します。
- 20日から30日漬け込みます。
- 茹でて完成です。※硬めに茹でるのがおすすめです。
- 瓶内に空気を入れないのがポイントです。
- 鶏卵だと殻が薄いので、少し難しいです。
- できればアヒルの卵で作りましょう。
- 茹でる際は、固めで茹でるのがオススメです。
カイケム料理
ソムタムカイケム
カタカナ表記 | ソムタムカイケム |
---|---|
タイ語 | ส้มตำไข่เค็ม |
辛さ | |
クセ |
- ソム→酸っぱい
- タム→叩く
ソムタムとはいわゆる【タイ風パパイヤサラダ】です。
カイケム料理の中で、日本では一番有名なのではないでしょうか。
タムタイという名の味付けで、クセがなく日本人にもとても食べやすいソムタムとなります。
辛さは店によるので、辛いのが苦手な方は注意が必要です。
カイケム自体も叩いて、カイケムの形を崩して作る店もあります。
ヤムカイケム
カタカナ表記 | ヤムカイケム |
---|---|
タイ語 | ยำไข่เค็ม |
辛さ | |
クセ |
- ヤム→混ぜる
ヤムを日本語にすると【タイ風混ぜサラダ】といった感じです。別名でヤムサラダとも言います。
日本人は、もしかすると好き嫌いが分かれるかもしれませんね。もちろんタイ人はみんな大好きなサラダの一つとなります。(そういえばヤムを嫌いだというタイ人を見たことないかも)
基本食材でアカワケギやキンサイ、トマトを使ったサラダです。
調味料にはナンプラー(タイ魚醤)やマナオ(タイライム)、パームシュガーを使用します。
ヤムは上記の食材位出会えるだけの超お手軽サラダです。
カイケム意外にも色んな食材を合わせることができる万能料理でもあります。
プラームックパットカイケム
カタカナ表記 | プラームックパットカイケム |
---|---|
タイ語 | ปลาหมึกผัดไข่เค็ม |
辛さ | |
クセ |
- プラームック→烏賊(イカ)
- パット→炒める
プラームックパットカイケムを日本語にすると【烏賊のカイケム炒め】といった感じです。
実はカイケムは烏賊との相性は抜群。
日本人には一番食べやすいカイケム料理と言ってもいいかもしれません。
炒めることで、なぜかカイケムのクセがやや落ち着くんですよね。
ビールとも合いますし、味的にもオススメなので一度は食べてみてください。
ただし少し辛いので、辛いのが苦手な方は注意しましょう。
ジョークカイケム
カタカナ表記 | ジョークカイケム |
---|---|
タイ語 | โจ๊กไข่เค็ม |
辛さ | 0 |
クセ |
ジョークを日本語にすると【タイ風ドロドロお粥】といった感じです。
そしてジョークカイケムというのは、ジョークにカイケムトッピングしたものとなります。
ジョークのトッピングにはカイケムが定番です。
デフォルトで生卵を入れる店もありますので、気になる方は注文する前に聞いておくのがいいでしょう。
ちなみにカイイヤオマー(ピータン)もジョークの定番トッピングになります。
ママー・オリエンタルキッチン【カイケム・ヘーン味】
- ヘーン→乾いた・汁なし
タイで最も有名なカップラーメンのママーでもカイケム味があります。
「ヘーン」で汁なしという意味なので、作る際は注意してください。
麺は他に比べるとやや太め(?)で、味的には結構食べやすい(マイルド)な印象です。
ただし意外と辛いので注意しましょう。
最も簡単に食べられるカイケム料理と言ってもいいかもしれませんね。
タイのコンビニやスーパーで購入可能です。
ちなみにママーのインスタント麺カイケムヘーン味などもあるので、タイ旅行の際はお土産に買ってみるのもオススメです。
タイスナック菓子【Lay(レイ)】カイケム味
タイのポテトスナック【Lay(レイ)】からもカイケム味が発売されています。
ビールのつまみについつい買ってしまうんですよね。
タイのコンビニやスーパーで購入可能です。(もちろんカイケム味以外のLay全般購入できますよ。)
ちなみにカイケムはスナック菓子だけでなく、デザートや軽食のカイケムソースとして使用されていたりします。
例えば以下の通りです。
- サラパオカイケムクリーム(カイケムクリームまん)
- たこ焼きカイケムソース
- カイケムロールケーキ
- ケーキカイケムソース
【カイケム】アヒルの塩漬け卵のまとめ
カイケムを日本語にすると【アヒルの塩漬け卵】といった感じです。
日本ではあまり馴染みがありませんが、アジアではとてもメジャーな食材です。
そしてもちろん、タイでも多くのカイケム料理が存在します。
タイ旅行の際、色々と探してみるのも楽しいかもしれませんね。
そして、タイ在住の方はご自宅でカイケム作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。