- ムークロップとは
- ムークロップの本格レシピと作り方
- ムークロップ関連料理
この記事では上記のことを解説していきます。
ムークロップを日本語にすると【カリカリ豚バラ肉揚げ】といった感じです。
豚の皮部分のカリッとした食感と肉部分の程よい塩味が特徴。
日本人にも食べやすく、人気のタイ料理となります。
タイ旅行の際、一度は食べたことがある方も多いのではないでしょうか。
ムークロップの使用方法は、大きく分けて3パターンあります。
しかし、なんとなくは理解していても、実際に構造的に考えたことがあるという方は少ないと思います。
この記事前半ではムークロップの基本解説。
後半ではムークロップの本格レシピと作り方を紹介していきます。
詳しくなることで、次回食べる際に、さらに楽しく食べられるはずですよね。
ぜひ参考にしてみてください。それではいきましょう!!!
タイ料理【ムークロップ】カリカリ豚バラ肉揚げの基本解説
カタカナ表記 | ムークロップ・ムーグロープ |
---|---|
タイ語 | หมูกรอบ |
辛さ | 0(タレは辛い場合あり) |
クセ | なし |
ムークロップとは
- ムー→豚
- クロップ→カリッとした食感
ムークロップを日本語にすると【カリカリ豚バラ肉揚げ】といった感じです。
ムークロップの特徴は以下の通りとなります。
- カリッとした食感の皮
- ムニュッと食感の肉部分
- 程よい塩加減
低音でじっくりと揚げていくことで、独特のカリカリ食感にします。
ムークロップは皮付きの豚バラブロックを使用するのですが、逆に皮無しだと「カリッ」とした食感が出ません。
ムークロップの使用方法が3パターンあります。
- そのままタレをつけて食べる
- ご飯に乗せて食べる(カオムークロップ)
- 様々なタイ料理の具材として使用
といった感じで、かなり汎用性があります。
ムークロップ自体は辛くありませんが、タレはほんの少しだけ辛いこともあります。
ムークロップはどこでも食べることができるのですが、一応、食べれる場所を紹介しておきます。
- 道端の食堂
- スーパーの弁当・惣菜売り場
- フードコート
- タイ料理レストラン
具材・トッピングとしてのムークロップ
ムークロップはそのままでも食べることができますが、タイ料理の具材としてもよく使用されます。
例えば以下のような料理があります。
- パックブンファイデーンムークロップ(タイ風空芯菜炒め)
- パットカナームークロップ(タイ風カイラン菜炒め)
- パットガパオムークロップ(ガパオ炒め)
上記の料理の場合は、炒め料理の具材としてということになります。
そして炒め料理だけでなく、他にも様々なタイ料理で使用されます。
上記の場合は、メイン料理のトッピングとして使用されるということです
ムークロップの本格レシピと作り方
ここからはムークロップの本格レシピと作り方を紹介していきます。
作り方は何種類もありますが、比較的わかりやすいものを紹介いたします。
レシピ
- 皮付き豚バラブロック肉
- 塩
皮付きでないとカリっとした食感が出ないので必須です。
作り方
皮を茹でる
- 皮付き豚バラ肉に付いている毛などを抜いておきます。
- 程よい大きさにカットしておきます。
- フライパンに網を置き、豚肉を皮面を下にして網の上に置きます。
- 豚肉が半分浸かるくらい水を張り茹でます。※皮だけ茹でるイメージ。
- 皮に火が通ったら、外に出します。(約10分)
- 皮全体にフォークや包丁を刺していきます。
- 塩を全体に塗っていきます。※つけ過ぎ注意。
太陽に当てる
皮目を上にして網に置き、そのまま太陽に5〜6時間さらします。
揚げる
- 豚肉の半分だけ浸かるように油を入れ、揚げていきます。
- 油を入れてから火をつけます。
- 皮目だけ油で揚げていくイメージです。※低音(弱火)
- 15〜20分ほど揚げ、一度外に出します。
- 網を油から取り出し、肉側を揚げていきます。※低音(弱火)
- 約15分揚げたら、一度外に取り出し、豚肉を冷まします。
二度揚げ
- 5分ほど冷まします。
- 再度、皮面だけ2〜3分ほど揚げていきます。(弱火)
- 皮面がしっかり固くなっていることを確認します。
- 盛り付けて完成です。
揚げるときは常に弱火です。
火が強すぎると、中に火が通ってないのに外が焦げてしまうので注意。
豚バラブロックの大きさによって、揚げる時間は変わります。
ムークロップ関連料理
ムートート
カタカナ表記 | ムートート |
---|---|
タイ語 | หมูทอด |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- トート→揚げる
ムートートを日本語にすると【タイ風豚の唐揚げ】といった感じです。
ムートートはムークロップと違い、しっかり味付けをします。
そして部位はどこでもいいというのもムークロップと違う点でしょう。
- ムーサームチャントート→豚バラ肉
- コームートート→豚トロ
- ムーサンコートート→豚肩ロース
ムートートでも豚バラ肉を使用できるのですが、味付けや食感は全く違います。
興味のある方は、機会があれば、ぜひ食べ比べしてみてくださいね。
ケップムー
カタカナ表記 | ケップムー |
---|---|
タイ語 | แคปหมู |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
ケップムーを日本語にすると【カリカリ豚皮揚げ】といった感じです。
ケップムーは様々な料理にトッピングすることができます。
さらにケップムーはスナック菓子のような感覚で食べることもできます。
ちなみに沖縄にも「アンダカシー」という豚の皮をカリカリに揚げた伝統お菓子があります。
アンダカシーは、元々は油の少なかった時代に、油を作るために豚の皮を揚げただけです。(油を作る方が重要だったということ)
その揚げた豚の皮の残りのカスがアンダカシーとなっています。
- アンダ→油(沖縄方言)
- カシー→カス(沖縄方言)
ちなみにちなみにとなりますが、サーターアンダギーのアンダ(油)と意味は同じです。
- サーター→砂糖(沖縄方言)
- アンダ→油(沖縄方言)
- アギ→揚げる(沖縄方言)
タイ料理【ムークロップ】カリカリ豚バラ揚げのまとめ
ムークロップを日本語にすると【カリカリ豚バラ肉揚げ】といった感じです。
日本人にも食べやすく、人気のタイ豚肉料理となります。
汎用性も高く他の料理にもよく使用されていて、特に炒め料理との相性が抜群です。
ついでに料理のトッピングとしてもよく使用されています。
タイ旅行の際には、ぜひ本場のムークロップを食べてみてくださいね。