- パットパックルアムミットとは
- パットパックルアムミットの本格レシピと作り方
- その他タイの野菜炒め料理5種類を紹介
この記事は上記のことを解説していきます。
パットパックルアムミットを日本語にすると【タイ風野菜炒めミックス】といった感じです。
【タイ風野菜炒め】と言ってもいいかもしれませんね。
タイ風とはいえ、クセはなく、日本人にも食べやすくて、人気のタイ料理です。
実はタイの野菜炒め料理は、パットパックルアムミット以外にも多くの種類が存在します。
実はほとんどのタイ野菜炒め料理でニンニクを使用し、中華っぽい味付けが多いのも特徴。
タイの野菜炒め料理は全体的に食べやすく、割りとクセのない料理が多いのです。
この記事前半ではパットパックルアムミットの基本解説を本格レシピ紹介。
後半ではオススメのタイ野菜炒めを厳選して【5種類】を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。それではいきましょう!!!
【パットパックルアムミット】タイ風野菜炒めミックスの基本解説
カタカナ表記 | パットパックルアムミット |
---|---|
タイ語 | ผัดผักรวมมิตร |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
パットパックルアムミットとは
- パット→炒める
- パック→野菜
- ルアムミット→ミックス
パットパックルアムミットを日本語にすると【タイ風野菜炒めミックス】といった感じです。
パットパックルアムミットはクセなく、辛くもありません。
日本人にも食べやすく、人気のタイ料理となります。これぞ野菜炒めといった感じです。
とはいえ、逆に言うとタイらしさはあまりありませんので、ザ・タイ料理を求めているのであればあまりお勧めできません。
パットパックルアムミットには、基本的にどんな野菜を使用しても構いません。
ただ一応、タイ食堂などでよく使用される野菜を紹介しておきます。
- ブロッコリー
- ドークガラム→カリフラワー
- キャロット(タイ英語)→人参
- カオポートオーン→ベビーコーン
- ヘット→きのこ類
また豚肉や鶏肉を使用しても、野菜メインであればパットパックルアムミットとなります。
パットパックルアムミットは以下の様な場所で食べることができます。
- 惣菜屋台
- 道端にある食堂
- デパートの惣菜売り場
そもそもタイのパットパックとは
- パット→炒める
- パック→野菜
タイの野菜炒め全般を「パットパック」と言います。
味が濃く、味付け(使用する調味料)も似ているものが多いです。
ほとんどのタイ野菜炒め料理にニンニクを使用します。
以下の調味料が、タイ野菜炒めで使用する基本的な調味料です。
- ソースホイナーンロム→オイスターソース
- ナンプラー→タイの魚醤
- シーユーカオ→タイ醤油
- シーユーダム→タイ黒醤油
- タオチオ→タイの味噌
基本的には強火でさっと炒めて作るので、中華料理に通づるところがあります。
全般で見ると日本人にも食べやすいタイ野菜炒め料理なのですが、辛い料理と辛くない料理に分かれるので苦手な方は気をつけましょう。
一応、タイの飲食店で使えるタイ語を紹介しておきますね。
- アンニー・ペット・マイ?→これは辛いですか?
- アオ・マイ・ペット→辛くないのが欲しいです。
- マイ・サイ・プリック→唐辛子を入れない。
パットパックルアムミットの本格レシピと作り方
ここからはパットパックルアムミットの本格レシピと作り方を紹介していきます。
食材と味付けの基本を紹介しますが、応用は効くのでお好みで変えても大丈夫です。
レシピ
- 豚肉(鶏肉):お好み量
- ニンニクスライス:2片
- ブロッコリー:0.5房
- カリフラワー:0.5房
- 人参:0.5本
- きのこ類:野菜よりは少なめの量
- オイスターソース:大さじ2杯
- ナンプラー:大さじ1杯
- 塩:味調整用
- 味の素(または鶏ガラスープの素):味調整用
作り方
- ブロッコリー、カリフラワー、人参を軽く湯通しして火を通しておきます。
- フライパンに油をしき、ニンニクを炒め、香りが出たら豚肉を投入します。(中火)
- 豚肉に火が通ったら、ブロッコリー、カリフラワー、人参を投入します。(強火)
- オイスターソース、ナンプラーで味付けします。
- 味見して、塩や味の素で味を調整して完成です。
野菜類を入れたら、火を長く入れすぎないのがコツです。
【パットパック】タイの野菜炒め料理5種類紹介
さて、ここからはタイのパットパック(野菜炒め料理)を5種類紹介していきます。
パックブンファイデーン
カタカナ表記 | パックブンファイデーン |
---|---|
タイ語 | ผักบุ้งไฟแดง |
辛さ | |
クセ | なし |
- パック→野菜
- パックブン→空芯菜
- ファイ→火
- デーン→赤
パックブンファイデーンを日本語にすると【タイ風空芯菜炒め】といった感じです。
日本で一番有名なタイ野菜炒めと言ってもいいかもしれませんね。
シャキッと食感にピリッと唐辛子のコンビネーションのいい料理となります。
日本人にも食べやすく人気のタイ野菜炒め料理です。
ただしかなり辛いので、辛いのが苦手な方は注意しましょう。
パットカナー
カタカナ表記 | パットカナー・パッカナー |
---|---|
タイ語 | ผัดคะน้า |
辛さ | |
クセ |
- パット→炒める
- カナー→カイラン菜
- プラー→魚
- ケム→塩っぱい
- プラーケム→塩漬け魚
パットカナーを日本語にすると【カイラン菜炒め】といった感じです。
カイラン菜は英語だと「チャイニーズケール」とも呼ばれたりしています。
ポリっと食感と少しの青臭さが特徴。
日本人にも食べやすく、在住日本人には人気のタイ料理です。
日本ではなかなか食べることができませんので、タイ旅行の際はぜひお試しください。
日本では知る人ぞ知るタイ野菜炒めということですね。
ただし、少し辛いので、辛いのが苦手な方は注意しましょう。
塩漬け魚を具材とする一緒に炒める「パットカナープラーケム」が一番有名です。
パットガラムプリー
カタカナ表記 | パットガラムプリー |
---|---|
タイ語 | ผัดกระหลํ่าปลี |
辛さ | 0 |
クセ |
- パット→炒める
- ガラムプリー→キャベツ
- ナンプラー→タイの魚醤
パットガラムプリーを日本語にすると【タイ風キャベツ炒め】といった感じです。
パットガラムプリーナンプラーと呼ばれる場合もありますが、味付けは同じとなります。
その名の通りナンプラーで味付けしたタイ野菜炒め料理です。
意外とナンプラー臭さはないので、よほどのナンプラー嫌いでなければ美味しく食べられると思います。
調味料が違うだけで基本的には日本人の作るキャベツ炒めと具材は同じです。
ナンプラーさえあれば、日本でも簡単に作れるタイ野菜炒めの代表となります。
パットヨートマラ
カタカナ表記 | パットヨートマラ |
---|---|
タイ語 | ผัดยอดมะระ |
辛さ | |
クセ |
- パット→炒める
- ヨート→最も、頂上の
- マラ→タイゴーヤ(ハヤトウリ)
パットヨートマラを日本語にすると【ゴーヤの茎・葉炒め】です。
マラとはタイのゴーヤのことで、パットヨートマラには「ハヤトウリ」という種類のゴーヤの蔓や葉を使用します。
上部の茎と葉でないと固くて食べることができません。
パットヨートマラの味付けはパックブンファイデーンとほぼ同じです。
かなり辛いので、辛いのが苦手な方は注意しましょう。
ちなみに日本のゴーヤは、上部でも固すぎて食べることができません。
パットクイチャーイ
カタカナ表記 | パットクイチャーイ |
---|---|
タイ語 | ผัดกุยช่ายเต๋าหูหมูสับ |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- パット→炒める
- クイチャーイ→ニラ
- タウフー→豆腐
- ムーサップ→豚ひき肉
パットクイチャーイを日本語にすると【タイ風ニラ炒め】といった感じです。
「タウフー」と呼ばれるタイの玉子豆腐や豚ひき肉と共に炒めることが多いです。
辛くなくて、クセもありませんので、日本人にもとても食べやすく人気のタイ野菜炒め料理となります。
日本人の考える通常のニラ(緑)、中には黄ニラを使用する店もあります。
- クイチャーイカオ→黄ニラ
- クイチャーイキアウ→ニラ(緑)
【パットパックルアムミット】タイ風野菜炒めのまとめ
パットパックルアムミットを日本語にすると【タイ風野菜炒めミックス】といった感じです。
日本人にも食べやすく、人気のタイ料理となります。
クセなく、辛くもないのですが、逆にタイ料理らしくないと言えばらしくない料理です。
日本でも作ることができますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
また、タイの野菜炒め料理全体を見ても、日本人に食べやすい料理が多いです。
安い料理がほとんどなので道端にある食堂でも気軽に頼めます。
タイ旅行の際には、本場のパットパック料理(タイ野菜炒め料理)を色々と試してみてはいかがでしょうか。