- 辛くないタイ料理17種紹介
- 注文方法と注意点
この記事では上記のことを解説していきます。
タイ料理って「とにかく全ての料理辛い」というイメージがありませんか?
確かにそういった側面もあります。
特にタイの地方料理は、辛い料理が非常に多いです。
しかし、辛くないタイ料理もしっかりと存在します。
そして実は、バンコク出身(首都)のタイ人は、意外と辛いのが苦手な方も多くいらっしゃいます。
この記事前半では辛いのが苦手な方のために、辛くないタイ料理のおすすめ17種紹介。
辛さレベルもそれぞれの料理毎に記載してみました。
後半では、辛さで失敗しないための注文方法や注意点を解説していきます。
種類が多いので気になる料理は、目次から飛んでみてもいいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
それではいきましょう!!!
- 基本は辛くない料理もお店によって辛くしている所もあります。
- 辛さの度合いもお店によって様々です。
- あくまでも一般的な辛さの基準の参考程度に考えておいてください。
子供でも食べられる辛くないタイ料理おすすめ17選
日本でもメジャーな辛くないタイ料理は以下の通りです。
上記の辛くないタイ料理の詳細はこちらを参考にしてみてください。
ここからは上記以外の辛くないオススメのタイ料理を紹介していきます。
ご飯料理
ジョーク
タイ語 | โจ๊ก |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
ジョークとは【タイ風のお粥】のことです。
辛くないタイ料理なので、辛いのが苦手な方にもオススメです。
- 辛くない
- パクチー無し
一般的に【タイお粥】というとカオトムとジョークの2種類が挙げられます。
ジョークの米は原型がなくなるほどまで煮込まれています。
カオトムはお茶漬けのようなサラッとしたタイお粥です。
ジョークはドロっと食感で、ジョークの方がカオトムより日本のお粥に似ています。
具材は生姜などの野菜類や豚肉などが入ります。
トッピングでカイケム(アヒルの塩漬け玉子)やカイイヤオマー(ピータン)を入れることもできます。
そして、卓上調味料で自分好みの味にしましょう。
カオカームー
タイ語 | ข้าวขาหมู |
---|---|
辛さ | 0(タレは辛い) |
パクチー | レシピ次第 |
- カオ(カーオ)→ご飯
- カー→足
- ムー→豚
カオカームーとは【豚足煮込みご飯】です。
辛くないので、辛いのが苦手な方にもおすすめです。
豚足煮込みご飯といいう名前ですが、「サイムー」という豚モツも入ることがあります。
ご飯なしの「豚足のみ」で注文することもできます。
その場合、豚肉が多くなりますので、少し値段が高くなります。
甘辛いスープでトロトロになるまで煮込まれていて、皮部分はプルプルでとても美味しいです。
後がけのタレには、唐辛子漬けの酢をかける店が多いです。
カナー(カイラン菜)という青野菜とパッカードーンという漬物が、付け合わせとしてついてきます。
- トロトロまで煮込まれた豚足や豚モツ
- ご飯無しでも注文可能
- 後がけのタレは唐辛子漬けのお酢
- 付け合わせの野菜はカナー(カイラン菜)
カオナーペットヤーン
タイ語 | ข้าวหน้าเป็ดย่าง |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
- カオ(カーオ)→ご飯
- ナー→前・上
- ペット→アヒル
- ヤーン→焼く
カオナーペットヤーンとは、【焼きアヒルご飯】です。
カオナーペットヤーンは辛くないので、辛いのが苦手な方にもオススメのタイ料理です。
アヒル肉は、タイでは非常に人気のある種のお肉です。
そのため、アヒル料理の種類も豊富。
ペットヤーンは、特にアヒル肉の皮がとても濃厚で香りもいいです。
アヒル肉独特の弾力も美味しいポイント。
中華系のタイ料理屋さんによくありますので、タイに来た際はぜひ探してみてください。
パン・点心料理
パートンコー
タイ語 | ปาท่องโก๋ |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
パートンコーとは、【タイ風の揚げパン】です。
タイ人は朝ご飯として、コーヒーや豆乳と一緒に食べたりしています。
コーヒーや豆乳に浸す食べ方もあります。
また、おやつとしても人気で、その場合は練乳をつけて食べる食べ方が一般的です。
全く辛くないので、辛いのが苦手な方も食べやすくてオススメのパン(デザート)です。
サラパオ
タイ語 | ซาลาเปา |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
サラパオとは【タイ風中華まん】のこと。
中国の【包子(パオズ)】がタイに来たものです。
中華系タイ料理なので、日本人にとって食べやすく、辛くもありません。
道端の屋台や中華系のタイ料理レストラン、さらにはコンビニでも売られています。
餡(アン)は豚ひき肉のような日本と同じ食材から、カイケム(アヒルの塩漬け玉子)のようなタイらしい食材まで様々です。
サラパオの餡の具材は例えば以下の通りです。
味は通常の中華まんと同じと考えて問題ありません。
麺料理
クイッティアオナムサイ
タイ語 | ก๋วยเตี๋ยวน้ำใส |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
- クイッティアオ→タイラーメン
- ナム(ナーム)→水
- サイ→透明
クイッティアオとは【タイラーメン】のことです。
ナムサイとは透明スープを意味します。
全く辛くないタイラーメンなので、辛いのが苦手な方には特にオススメのタイラーメンです。
卓上調味料で辛くすることは可能です。
豚骨、ニンニク、パクチーの根などを弱火でじっくり炊き出したスープなので、とても優しい味がします。
パクチーの根もスープをとる際に使用しますが、パクチー独特の香りが全く気になることはありませんのでご安心ください。
バミーヘーン
タイ語 | บะหมี่แห้ง |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
- バミー→小麦麺
- ヘーン→乾いた(汁なし)
バミーヘーンとは、【タイ風のまぜそば】のことです。
汁なしのタイラーメンで麺がバミー麺のことを指します。
辛くないので、辛いのが苦手な方にもオススメです。
オススメはバミー麺なのですが、バミー以外の麺で汁なしもできます。
- センレック→米粉麺(中細):センレックヘーン
- センミー→米粉麺(極細):センミーヘーン
- センヤイ→→米粉麺(生麺・幅広):センヤイヘーン
- ウンセン→春雨:ウンセンヘーン
タレとトッピングする具材で味がほぼ決まります。
店によってタレは様々で、タレは入れずに卓上調味料(ナンプラーや酢など)で味付けを客に任せているところもあります。
自分好みの美味しいバミーヘーンを探す食べ歩きも楽しいのでオススメ。
ラートナー
タイ語 | ราดหน้า |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
- ラート→かける
- ナー→上・前
ラートナーとは、【タイ風のあんかけ麺】です。
辛くなくて、クセもないので、万人にウケるタイ料理の一つです。
とても食べやすいので、初めて食べるタイ料理としてもオススメ。
麺は主にセンヤイ(幅広米粉麺)やバミークロップ(揚げ小麦麺)などが使用されます。
メイン食材は、豚肉や鶏肉、シーフードと店によって様々です。
野菜には、カイラン菜がよく使用されます。
おかず料理
日本でメジャーな辛くないタイ料理のおかず類は以下の通りです。
- プーパッポンカリー(蟹の卵とじカレー炒め)
- ガイパットメットマムアン(鶏肉のカシューナッツ炒め)
- ガイトート(タイ風鶏唐揚げ)
- ガイヤーン(タイ風焼き鳥)
- コームーヤーン(タイ風豚トロ焼き)
ここでは上記以外のオススメの辛くないタイおかず料理を紹介していきます。
パロー
タイ語 | พะโล้ |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
パローとは、【タイ風の角煮】のことです。
辛くないタイ料理なので、辛いのが苦手な方にオススメです。
タイハーブ感はありませんが、中華スパイス(シナモン・八角など)が多分に使用され甘い香りがします。
タイ風の角煮と説明しましたが、煮込む肉類は豚肉だけでなく鶏肉、アヒル肉と様々です。
カイトゥン
タイ語 | ไข่ตุ๋น |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | あり |
- カイ→玉子
- トゥン→煮込む
カイトゥンとは【タイ風の茶碗蒸し】のことです。
豚ひき肉や海老、野菜などが具材として入っています。
辛くなく、茶碗蒸しにとてもよく似ている味で日本人にも食べやすいです。
辛いのが苦手な方にオススメのタイ料理です。
ただし逆に言うとタイ料理感はあまりないので、タイ料理好きな方へはおすすめできません。
スーパーやコンビニなどで売られています。
クンチュップペントート
タイ語 | กุ้งชุบแป้งทอด |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | 無し |
- クン→海老
- チュッ(プ)→付ける
- ペン→粉類
- トート→揚げる
クンチュプペントートとは【タイ風海老のフリッター】です。
玉ねぎが入っていることも多いです。
辛くなくないので、辛いのが苦手な方にも食べやすいのでおすすめ。
タイ料理にウンザリした時などおかずの一つとしてどうぞ。
タイ食堂で食べられます。
海老以外にも烏賊やシーフード版があります。
- プラームックチュッペントート(タイ風烏賊のフリッター)
- タレーチュッペントート(タイ風シーフードフリッター)
トートマンクン
タイ語 | ทอดมันกุ้ง |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | 店次第 |
- トート→揚げる
- マン→脂
- クン→海老
トートマンクンとは【タイ風海老のすり身揚げ】です。
プリプリ食感のお店やフワフワのお店様々です。
パクチー無しもありますが、パクチーが一緒に練りこまれているトートマンクンもあります。
全く辛くないので、辛いのが苦手な方でも食べられます。
タレにはスイートチリソースを使用することが多いです。
ナムチムブアイという蜂蜜に梅を足したようなタレの店もあります。
ポーピアトート
タイ語 | ป่อเปียทอด |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
ポーピアトートとは【タイ風揚げ春巻き】のことです。
あなたが想像する揚げ春巻きとほぼ同じと考えて問題ありません。
辛くないので、どんな方にもオススメできるタイ料理です。
外はパリッとした食感で、中には春雨やタケノコなどが入ります。
中級〜高級なタイレストランでも食べる事が可能で、ベジタリアンメニューとなっている店もあります。
タレは蜂蜜に梅を混ぜたような味のタレ(ナムチムブアイ)やスイートチリソースを使用します。
ネーム
タイ語 | แหนม |
---|---|
辛さ | 0〜2 |
パクチー | 種類次第 |
ネームとは【タイ風発酵豚肉ソーセージ】です。
豚肉にニンニクなどを混ぜ、発酵させて作ったソーセージ。
物によっては唐辛子を混ぜる店もあります。
唐辛子が入っているかは見た目でなんとなくわかります。
心配でしたら、尋ねてみるのがベストです。
「サイ・プリック・マイ?」
- 「チャーイ(はい。入ってます)」
- 「マイ・サイ(いいえ。入ってません)」
レストランなどではあまりなく、食堂や屋台でよく売られています。
食堂では唐辛子やピーナッツ、パクチーなどが添えられて提供されます。
ビールのお供に最高です。
ちなみに生のネームもたまにありますので、食べる際は衛生面にご注意ください。
基本的には火が入っているネームがオススメです。
スープ料理
トゥン
タイ語 | บะหมี่เป็ด |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
トゥンとは【タイのスープの種類のうちの一種】です。
スープ料理というよりは、スープの種類の名前となります。
クイッティアオ(タイラーメン)のアヒル肉を使用しているお店ではスープがトゥンのお店が多いです。
トゥンとパロー(タイ風角煮)はよく似ていて、どちらも中華スパイス(八角とシナモンなど)を使用します。
クイッティアオナムサイのスープに、シーユーダムと八角とシナモンを足したスープがトゥンスープです。
辛くないですが、八角やシナモンがとても効いているので、好き嫌いが分かれます。
中華スパイスが好きな方にオススメです。
ゲーンジュー(トムジュー)
タイ | ต้มจืด |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
- トム→茹でる
- ジュー→薄い
ゲーンジューとは【野菜や挽き肉の優しい味の透明スープ】です。
トムジューとも呼びます。
辛い料理オールスターが揃っているタイ料理のスープ類。
ゲーンジューは全く辛くありませんので、タイのスープ料理界では異質です。
使用する具材の例は以下の通りです。
- ひき肉類(追加トッピング可能な店あり)
- 白菜(ほぼどの店でも入れる)
- 人参
- 春雨(追加トッピング可能な店あり)
- 海苔(追加トッピング可能な店あり)
具材はお店によって様々なので、何が入っているのか尋ねてみましょう。
辛いのばかりでウンザリしてしまった時は、ゲーンジューを食べて優しさ注入です。
マラヤッサイ
タイ語 | มะระยัดไส้ |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
- マラ→ゴーヤー
- ヤッサイ→詰め物
マラヤッサイとは【ゴーヤーの肉詰め煮込みスープ】です。
マラが【タイのゴーヤ】を意味します。
スープは苦味が強いですが、やや薄味で優しい味になっています。
辛くないので、辛いのが苦手かつゴーヤー好きな方にオススメです。
ただし、ゴーヤーの苦味が強く出ているので、好みが分かれるかもしれません。
【重要】タイの辛い事情(注文方法と注意点)
- タイ料理屋で「辛くしないで」と注文したのに辛い理由4つ
- 辛くなくすることができないタイ料理
- 辛くならないための注文方法
ここからは上記のことを解説していきます。
つまり、タイにおけるタイ料理屋の話ですね。
皆さんはこんな経験ありませんか?
タイ料理屋やタイ食堂にて、
「辛くしないで」と注文したのに辛い料理が提供された。
タイ料理屋やタイの食堂にて、なぜそのようなことになってしまうのかを理由を解説いたします。
そして、辛くなくするための具体的な注文方法も紹介していきます。
タイのタイ料理屋で【辛くしないで】と注文したのに辛い4つの理由
なぜタイ食堂やタイの屋台では、「辛くしないで下さい」と、注文したはずなのに辛くなってしまうのでしょうか?
大きく分けて理由は以下の4つです。
- 前の料理の唐辛子残留問題
- 日本人とタイ人で「辛い」の基準が違う
- 料理的に無理な注文
- 単純に従業員のミス
では、一つずつ見ていきましょう。
1.前の料理の残り唐辛子残留問題
簡単にいうと、調理道具に唐辛子が残った状態で、次の料理を作るために起こる問題です。
例えば、
- ソムタムを作る際に、唐辛子を3〜4本使用します。
- それをクロック(タイ料理用の鉢)の中でポクポクポクポクと潰します。
- 完成したら皿に盛り付けたり、持ち帰り用の袋に入れます。
- 調理道具を洗わずに唐辛子が残った状態のまま、次の注文の料理を作ります。
唐辛子を何回もポクポクと叩き潰し、クロック(木臼)内には飛び散った唐辛子のカケラや辛味成分がいっぱいです。
考えても見てください。
そのクロック内に辛味成分が存分に残った状態で、次のあなたの「辛くしないで」と注文したソムタムをポクポクと作るのです。
辛いに決まってますよね。
2.日本人とタイ人で「辛い」の基準が違う
そもそもデフォルトで辛い料理、例えばパットガパオ(ガパオライス)やソムタムにおいて、
タイ人の【辛くない】=日本人の【少し辛い】
です。
そして、特に地方出身の方は、デフォルトでは辛い料理に対して、辛くないと美味しくない!とすら思っています。
つまり間違えたとか悪気があってとかではなく、単純に少しでも美味しく食べてほしい。
という気持ちからの場合もあります。
注文しているこちらからすると、ありがた迷惑な気もしますが、そこは文化の違いとして理解しておいたほうがよさそうです。
なので「少しだけ辛く」のような、作り手次第の注文もやめておきましょう。
ついでに言っておきますと、上記のことから、カオパットのような元々辛くない料理が辛くなって出てくる事はまずないでしょう。
料理人も辛くない方が美味しいと知っていますからね。
3.そもそも料理的に無理な注文
マッサマンカレーやグリーンカレーのようなタイカレーの話になります。
ほとんどの飲食店ではある程度完成された状態まで作ってあります。
もちろん提供スピードを上げるためです。
ラーメン屋で注文が入ってから、スープを取り始める店は基本ありませんよね。
例えば、マッサマンカレーであれば、唐辛子の入ったマッサマンカレーペーストは注文前に既に作られています。
(既製品、自家製関係なく注文前に用意されているのが普通です。)
そこから注文が入り次第作り始め、完成までもっていきます。
なので、仕込みのペーストを作る段階で唐辛子が入っている料理に関してはどうやっても辛さをゼロにする事は出来ません。
複数のスパイス、唐辛子を調合したマッサマンペーストを入れなければ、そもそもマッサマンカレーではなくなってしまうからです。
ただし、特にタイ食堂においては、厄介なことに注文をとる従業員が普通に「辛くないマッサマンカレー」で注文を受けてしまいます。
その注文をキッチンに通した際に、キッチン側はそれは無理だと必ずわかっています。
しかし、その事をサービススタッフに伝えないんですね。
つまり、あなた(お客)に「辛くないマッサマンカレーを作る事は出来ない」
と、伝わる事なく少し辛いマッサマンカレーが提供されることになります。
タイではよくある普通の飲食店でのコミュニケーションです。
タイでタイ料理屋に行った際のために、一応、頭に入れておきましょう。
4.単純に従業員のミス
単純に従業員のミスで、これがなかなか曲者であり、一番多い理由だと思います。
特にタイのローカルな地域の食堂などでは、ほぼほぼこれ。
曲者と言ったのは対策するのが難しいためです。
- 店員さんにあなたの言葉が通じていない。または聞こえていない。聞いていない。聞こうとしていない。
- 辛くないというオーダーが通常時はあまりないので、キッチン側もついクセで唐辛子を入れてしまう。
- マイペンライ精神(大丈夫、なんとかなる)
- 逆にいうとなんでも許してもらえると思っているから、一生ミスは減らない。
これはそのまんまで、単純に店側の問題なので説明は省略いたします。
泣き寝入りして、あなたのタイあるあるネタの一つにするしかありません。
タイ料理の注文方法
まず最初に辛いのは「何が何でも、1ミリもダメ、無理〜!」だという方もいらっしゃいますよね。
そういった方は、記事前半で紹介したデフォルトで辛くないタイ料理を食べるのが無難です。
さて、ここからが本題の辛くない料理の注文の仕方です。
これまで説明してきたように、タイ料理の注文はイレギュラーばかりなので、あなたがしっかり注文していたとしても高い確率で辛い料理が提供されます。
(ただし、レストランのような高級タイ料理店はしっかり対応してくれますよ)
そのできる限りの対策方法を紹介していきます。
唐辛子の本数指定
唐辛子の本数を指定する事です。
はっきり言ってこれが一番効果あります!
そのために先に唐辛子のタイ語と数を紹介しておきます。
- 唐辛子→プリック
- 〜本→メット
- 唐辛子入れない→マイ・サイ・プリック
- 半分→クン・メット
- 1本→ヌン・メット
- 1.5本→ヌン・クルン・メット
- 2本→ソーン・メット
- 3本→サーム・メット
- 4本→シィー・メット
- 5本→ハー・メット
最初に何本入れたらどのくらいの辛さになるというのは、あなた自身で試してみることになります。
最初は大変かもしれません。
しかし、一度あなたの舌感覚で覚えてしまえば以降、どのタイ料理を注文する際にも、ずっと使える注文方法になります。
この方法を駆使できると【少し辛い】という、あなたの感覚的な注文までできるようになります。
ちなみに、あくまでも参考としてですが、僕の「少し辛い」はガパオライスの場合、クンメット(半分)です。
あなたのベストスパイスレベルの唐辛子の本数を見つけることが大切。
伝わりやすい言葉で注文する
ここで、僕の主観的な意見となりますが、【辛さゼロ(全く辛くない)】のタイ人へ伝わりやすい順位を紹介しておきます。
1位 マイ・サイ・プリック(唐辛子入れない)
2位 ノー・スパイシー(英語なので、外国人だと知ってもらえる)
3位 マイ・ペッ(少しくらいは辛い可能性大)
ヘタに「マイ・ペッ」とタイ語で伝えるよりも「ノースパイシー」と言った方がまだ伝わります。
自分自身のタイ語のコミュニケーションスキルを上達させる
タイ語の勉強をして、タイ語を上達させることです。
コミュニケーションスキルとは
- タイ語を上達させる。
- 相手(従業員)の表情をしっかり観察する。
1.タイ語を上達させる
従業員が聞き取れていない事を極力減らすために、タイ語を上達させましょう。
まずタイに住んでいてタイ語を上達させる事は、日常生活全てで役に立つはずなので損はありませんよね。
上記ではわかりやすいようにタイ語をカタカナで表記していますが、実際は違う発音だったり、声調もあります。
これを機会にタイ語を勉強してみてもいいのではないでしょうか。
2.表情をしっかり観察する
注文をとってくれている従業員の表情を、しっかり見て注文するという事です。
そのままですが、異文化生活ではすごく大事です。
日本人同士ではなく、お互い異文化の人間間でのコミュニケーションです。
- 勇み足で注文してないか→従業員はオーダー用紙に書き終わってる?
- 理解しているか→従業員の表情を見てあげる。
- もしかしたらあなたに対して緊張もしている→笑顔で接してあげる。
違う言語話者同士でのコミュニケーションなので、ちょっとやりすぎくらいで、丁度いいと思います。
大事なのでもう一度言いますが、
お互い異文化の人間間でのコミュニケーションなのですから
お互い気持ちよく接していきましょう。
そうするとまた次回行った際に覚えてくれてたりして、また気持ちよい接客をしてくれる事でしょう。
少し辛くしたい場合
辛すぎるのが心配なら、辛くなく注文して後から自分で足しましょう。
その際は、卓上調味料を利用しましょう。
少しずつ入れるのがコツです。
適当に入れると痛い目にあいますので気をつけましょう。
作る時点で唐辛子を入れるのとは多少唐辛子の香りなど違いますが、辛いのが苦手ならその方が安全です。
辛くなく注文して、卓上調味料の唐辛子を自分で入れる。
注意すべき辛いタイ料理
タイ料理には辛い料理がとても多いです。
辛いの苦手な方がタイ料理屋で、特に気をつけるべき非常に辛いタイ料理を挙げておきます。
- セープ→美味しい(イサーン方言)
セープとは、イサーン方言で「美味しい」という意味。
イサーン料理には非常に辛い料理が多いです。
イサーン出身の方は【辛い=美味しい】と考えている方も少なくありません。
そういった理由から料理名に「セープ」と入っていたら、ほぼ間違いなく辛いので、辛いのが苦手な方は注文しないのが無難です。
子供でも食べられる辛くないタイ料理のおすすめ17選のまとめ
いかがでしたでしょうか?
意外と辛くないタイ料理もたくさんあることが知ってもらえたのではないでしょうか。
最後はなかなか深い話になってしまいましたが、自分はタイの飲食店で働いておりましたので経験上、大体合っていると思います。
そんなタイの辛い事情も含めて、タイ料理の奥深さを感じてもらえたら幸いです。