- タイでオススメの人気デザート19種
- タイのデザート(おやつ)事情
この記事では上記のことを紹介していきます。
タイのデザートはとても種類豊富です。
特にココナッツやもち米を使用したデザートが多く存在します。
また、バナナやマンゴーなどの南国フルーツも、タイのデザートには欠かすことができません。
タイ旅行の際、いくつか食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
実は、あなたの知らないタイデザートが、まだまだたくさんあることに驚かされるでしょう。
この記事前半でタイのデザートをたっぷりと紹介。
後半ではタイのデザート事情を解説していきます。
気になったデザートは、各詳細ページ(リンク先)でレシピなども掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
それではいきましょう!!!
- 紹介する順番は美味しさランキングではありません。
- 記事の便宜上、ざっくりと大体メジャーな順にしておきました。(主観です)
- 詳細は各デザートのリンク先へ飛んでみてください。
タイでオススメの人気スイーツ19選【ココナッツ系多め】
タイで日本人にメジャーなスイーツからマイナーなデザートまで合わせて紹介していきます。
中には日本でまだまだマイナーですが、とても美味しいオススメのタイデザートもありますので、最後まで見てみてください。
1.カオニャオマムアン
カタカナ表記 | カオニャオマムアン |
---|---|
タイ語 | ข้าวเหนียวมะม่วง |
辛さ | 0 |
クセ |
- カオニャオ→もち米
- マムアン→マンゴー
カオニャオマムアンを日本語にすると【ココナッツもち米のマンゴー乗せ】といった感じです。
ココナッツミルク風味の甘いカオニャオ(タイのもち米)にマンゴーを乗せ、さらにココナッツミルクソースをかけたタイの定番スイーツ。
カオニャオマムアンは、最も日本人の間で有名なタイデザートではないでしょうか。
もち米とフルーツの組み合わせが、最初は違和感あるかもしれません。
ただ、一度食べてみるとハマってしまう方が続出します。
食べず嫌いではもったい無いので、一度だけでもお試しください。
とはいえ、やはり日本では馴染みのない組み合わせなので、先入観から苦手な方(食べず嫌い)が多いのも事実です。
実はカオニャオマムアン同様に「甘いココナッツミルク風味のもち米+食材」のデザートは他にもたくさんあります。
例えば、
などがあります。
2.ロティ
カタカナ表記 | ロティ・ロティー・ローティー |
---|---|
タイ語 | โรตี |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
ロティを日本語にすると【タイ風クレープ】といった感じです。
薄く伸ばした小麦粉の生地を鉄板で揚げ焼きにして作ります。
練乳や砂糖をたっぷりかけますので、ダイエット中の方は注意しましょう。
甘過ぎるくらいに甘いのですが、なぜかペロッと食べれてしまう不思議なタイのスイーツ。
屋台で見つけたら、安価なのでついつい買ってしまいます。
卵やチョコレートにバナナなどトッピングもできますので、色々と試してみましょう。
3.クルアイトート
カタカナ表記 | クルアイトート |
---|---|
タイ語 | กล้วยทอด |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- クルアイ→バナナ
- トート→揚げる
クルアイトートを日本語にすると【タイ風揚げバナナ】といった感じです。
タイ屋台の定番のデザート(おやつ)となります。
やや未熟のバナナ(やや固めのバナナ)に甘く味付けした衣をつけて揚げます。
外はサックリ、中はムニュッと食感。食感だけでもクセになってしまいます。
当たり前ですが、作り置きより揚げたての店がオススメです。
ちなみに、タイのバナナを使用したデザートは他にもたくさんあります。
例えば、以下の通りです。
4.カノムトーキョー
カタカナ表記 | カノムトーキョー |
---|---|
タイ語 | ขนมโตเกียว |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- カノム→お菓子
- トーキョー→東京
カノムトーキョーを日本語にすると【薄生地ホットケーキ巻き】といった感じです。
様々な具材を薄いホットケーキ生地で巻いたスイーツとなります。
甘い具材(カスタードなど)を巻く場合もあれば、時にはソーセージやパットガパオ(ホーリーバジル炒め)を巻くレシピもあったりします。
小さいサイズから大きいサイズまであり、腹の空き具合に合わせて選びましょう。
ちなみに、名前にある「トーキョー」とは「東京」を意味しますが、タイ発祥のお菓子です。
5.カノムクロック
カタカナ表記 | カノムクロック |
---|---|
タイ語 | ขนมครก |
辛さ | 0 |
クセ |
- カノム→お菓子
- クロック(コンラックカン)→愛し合う二人
カノムクロックを日本語にすると【ココナッツ入りたこ焼き菓子】といった感じです。
日本でいう「たこ焼き器」を使用します。スイーツですので、当然タコは入りません。
たこ焼きのように綺麗な球型ではなく、2つの焼いてない面を合わせ、円盤のような形になります。
生地にはココナッツミルク、具材にもココナッツ果肉を使用し、まさにココナッツ尽くしのカノムクロックを作ることも可能です。
また、トッピング具材として、タロイモやとうもろこしなどを入れることもできます。
6.ルークチュップ
カタカナ表記 | ルークチュップ |
---|---|
タイ語 | ลูกชุป |
辛さ | 0 |
クセ |
- ルーク→子供
- チュップ→つける
ルークチュップを日本語にすると【タイ風あんこ菓子】といった感じです。
小豆の代わりに緑豆で作るあんこを使用します。
緑豆あんこの外を寒天でコーティングして、ミニフルーツに似せた外見にします。
見た目が綺麗でお土産にピッタリです。
見た目の綺麗さ的に、ある意味で和菓子に似ているのかもしれませんね。
7.カノムトゥアイ
カタカナ表記 | カノムトゥアイ |
---|---|
タイ語 | ขนมถ้วย |
辛さ | 0 |
クセ |
- カノム→お菓子
- トゥアイ→器または丼
カノムトゥアイを日本語にすると【タイ風ココナッツミルクプリン】といった感じです。
甘くクリーミーで、ココナッツミルク独特の風味がタイ感をさらにアップしてくれます。
「トゥアイ・タライ」と呼ばれる小さな器を使用するのが特徴。
少し大きめの一口サイズといった感じのちょうどいいサイズなので、小腹が空いた時に最適です。
ちなみにカノムタゴー(バナナの葉器入りの2層ココナッツプリン)とはよく似ていますが、カノムトゥアイとは少し違った別のデザートとなります。
ちなみに、カノムトゥアイフーというタイデザートもありますが、カノムトゥアイフーは【タイ風蒸しパン】といった感じです。
名前が似ているだけで、カノムトゥアイとは全く違うデザートなのでご注意ください。
8.ブアローイ
カタカナ表記 | ブアローイ |
---|---|
タイ語 | บัวลอย |
辛さ | 0 |
クセ |
- ブア→蓮(ハス)
- ローイ→浮かぶ
ブアローイを日本語にすると【団子入りココナッツミルク】といった感じです。
日本人好みの甘さのココナッツミルクに、モチモチ食感でカラフルな白玉団子入りのデザート。
団子に練り込まれる食材によって、色が変わってきます。
- マンムアン(紫いも)→紫
- プアック(タロイモ)→紫
- ファックトーン(かぼちゃ)→オレンジ
- ドックアンチャン(バタフライピー)→青
- バイトゥーイ(パンダンリーフ)→緑
タイではとてもメジャーなデザートなので、屋台やレストランなど、どこでも食べることができます。
最近では、日本でもブアローイを食べられるタイ料理屋が増えてきている印象です。
ただし、「ブアローイナムキン」とは別のデザートになるので、注文時にはご注意ください。
9.カノムブアン
カタカナ表記 | カノムブアン |
---|---|
タイ語 | ขนมเบื้อง |
辛さ | 0 |
クセ |
- カノム→お菓子
- ブアン→クラブアン(瓦)から
カノムブアンを日本語にすると【タイ風ミニクリスピークレープ】といった感じです。
スコータイ時代からのタイ伝統菓子の一つ。
薄い生地を鉄板で焼き上げるのですが、焼いてる姿は日本のクレープみたいになります。
ただし、生地は固まるとパリパリで薄焼き煎餅のような食感です。
具材にはココナッツクリームやココナッツにメレンゲなどが入ります。
一個あたりも小さく、歩きながら食べるストリートフードとして最適です。
カノムブアンは屋台やフードコートで食べることができます。
10.カノムバービン
カタカナ表記 | カノムバービン |
---|---|
タイ語 | ขนมบ้าบิ่น |
辛さ | 0 |
クセ |
- カノム→お菓子
- バービン→無謀な
カノムバービンを日本語にすると【タイ風ココナッツミニパンケーキ】といった感じです。
タイ料理でたまにある「謎のネーミング料理」の一つ。
ココナッツ入りの鉄板焼き菓子ですが、先ほどのカノムブアンとは違い、生地は厚めで中はもっちりとした食感です。
中身(具材)にはココナッツはもちろん、コーンなどが入ることもあります。
また、生地にタロイモを練りこむことで、紫色のカノムバービンに作ることも。
11.カオニャオサンカヤー
- カオニャオ→もち米
- サンカヤータイ風カスタード
カオニャオサンカヤーを日本語にすると【もち米タイプリン乗せ】といった感じです。
甘く味付けしたココナッツ風味のもち米に「サンカヤー」と呼ばれるタイ風プリンを乗せたデザートとなります。
サンカヤーはプリンのような食感で、もち米との相性も抜群。
基本的に小さいサイズで売られていることが多く、さらに一個あたりの値段も安いです。
食べたことがない方は、一度、試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、似たタイのスイーツにカオニャオマムアン(ココナッツもち米のマンゴー乗せ)があります。
12.カオトムマット
- カオ→ご飯
- トム→茹でる
- マット→縛る
カオトムマットを日本語にすると【ココナッツミルク風味もち米のバナナの葉包み】といった感じです。
甘く味付けしたもち米でバナナや小豆などを包みます。
そして、さらにその上からバナナの葉で包み、蒸して作ったタイスイーツ。
似たタイスイーツ「カオラーム(もち米竹筒蒸し)」もオススメです。
一個一個が結構大きいので、腹の空き具合を見極めて食べましょう。
ちなみに、バナナの葉に包まれたタイデザートは他にもあり、
などがあります。
カオトムマットは、市場の屋台やデパートのデザートコーナーなどで購入可能です。
13.チャオクワイ
カタカナ表記 | チャオクワイ |
---|---|
タイ語 | เฉาก๊วย |
辛さ | 0 |
クセ |
チャオクワイを日本語にすると【仙草ゼリー】といった感じです。
チャオクワイは、独特のサッパリとした風味とモッチリとした食感が特徴。
仙草は日本人にも比較的、食べやすいハーブかと思います。
ゼリーを一口サイズに崩して、砕いた氷と一緒に盛り付けるのが基本形。
年中暑いタイで歩きながら、冷えたチャオクワイを食べるのもまた格別です。
屋台はもちろん、スーパーやコンビニでも購入できます。
14.カノムモーゲン
カタカナ表記 | カノムモーゲン・カノムモーケン |
---|---|
タイ語 | ขนมหม้อแกง |
辛さ | 0 |
クセ |
- カノム→お菓子
- モーゲン→アルミの型
カノムモーゲンを日本語にすると【タイ風焼きプリン】といった感じです。
緑豆、タロイモや卵で作った生地にココナッツミルクをたっぷりと合わせて焼き上げたデザート。
通常の焼きプリンにタロイモの風味を足したような味となります。
カノムモーゲンは、ホムチアオ(フライドオニオン)を使用するのも特徴。
日本ではマイナーではありますが、実は日本人にも食べやすく、人気のタイデザートです。
食感については様々で滑らかなものからザラザラ食感まで様々。
ちなみに、カノムモーゲンは基本、四角い型の器に入っています。
15.カノムチャン
カタカナ表記 | カノムチャン |
---|---|
タイ語 | ขนมชั้น |
辛さ | 0 |
クセ |
- カノム→お菓子
- チャン→階層
カノムチャンを日本語にすると【タイ風ういろう】といった感じです。
「チャン」が階層を意味し、カノムチャンは全ていくつかの層が重なってできています。
モチモチ、しっとり食感がクセになってしまう方も多いのではないでしょうか。
色は緑が主流で「バイトゥーイ(タコノキの葉)」と呼ばれる自然の着色料を使用。
ちなみに、タイで数字の「9」は縁起のいい数字であり、9階層になっていることが多いです。
よくに似たタイデザートにウンガティ(タイ風ココナッツミルクゼリー)とは少し違います。
16.マムアンクアン
カタカナ表記 | マムアンクアン |
---|---|
タイ語 | มะม่วงกวน |
辛さ | 0 |
クセ |
- マムアン→マンゴー
- クアン→かき混ぜる
マムアンクアンを日本語にすると【かき混ぜマンゴー】といった感じです。
ペースト状に練り潰したマンゴーに水と砂糖を加え、天日干ししたタイデザート。
形は薄いシート状。とにかく甘く、食感はネットリとして歯にくっつきます。
そのままでも十分に美味しいマンゴーをわざわざ加工してしまうのは、日本人からすると一見とても贅沢に見えるかもしれませんね。
ただし、実際はマンゴーが豊富なタイならでは昔ながらの保存食です。
マンゴーが高い日本ではなかなか食べることができないタイデザートの代表でしょう。(作るのは簡単なのですが。)
タイ旅行の際には、ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。
17.カノムトム
カタカナ表記 | カノムトム |
---|---|
タイ語 | ขนมต้ม |
辛さ | 0 |
クセ |
- カノム→お菓子
- トム→茹でる
カノムトムを日本語にすると【タイ風ココナッツ尽くし団子】といった感じです。
カノムトムは、数あるタイの伝統お菓子(デザート)の一つとなります。日本ではまだまだマイナーデザートですね。
「ココナッツ尽くし」と表現しましたが、その理由が以下の通りです。
- 餡(アン)→ココナッツロング
- 使用する砂糖→ココナッツシュガー(またはパームシュガー)
- 団子に使用する水→ココナッツ水
- 団子の外にまとわせる食材→ココナッツロング
といった感じで、ココナッツ好きにはたまらないデザートでしょう。
餡がかなり甘いので、甘いのが苦手な方は注意しましょう。
自然食材を使用して、着色することもできます。(もちろん味、風味が変わります。)
- ファックトーン(カボチャ)→黄色
- マンモアン(紫芋)→紫
屋台で安く購入することもできますので、タイ旅行の際にはぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。
18.カノムタゴー
カタカナ表記 | カノムタゴー |
---|---|
タイ語 | ขนมตะโก้ |
辛さ | 0 |
クセ |
- カノム→お菓子
- タゴー→お菓子名
カノムタゴーは日本語にすると【バナナの葉器入りほんのり塩味2層ココナッツプリン】といった感じです。
下の層が水ベース、上の層がココナッツミルクベースとなります。
日本ではまだまだマイナーデザートです。タイ在住の日本人でもカノムタゴーを知らない方もいるでしょう。
とはいえ、屋台や市場で普通に購入することができます。
少し好き嫌いが分かれるかもしれませんが、興味のある方は一度食べてみてはいかがでしょうか。
19.ヌーイクロップ
カタカナ表記 | ヌーイクロップ・ヌーイグロープ |
---|---|
タイ語 | เนยกรอบ |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- ヌーイ→バター
- クロップ→「カリカリ」または「パリッ」とした様子
ヌーイクロップを日本語にすると【タイ風薄焼きバタークッキー】といった感じです。
ヌーイクロップもまた、鉄板で作るタイお菓子。バター入りの生地を薄く伸ばして焼き上げます。
鉄板上で正方形にカットし、半分に折り曲げ、ヌーイクロップ独特の形に成型します。
サクッとパリッと食感でタイの若者に大人気です。
屋台やスーパーで買うことができ、持ち運びも便利なので、見つけた際は気軽に試してみてはいかがでしょうか。
万人ウケしそうなお菓子なので、ある意味タイらしくはありません。タイっぽいデザートを求めているのであればオススメできません。
番外編.チャータイ
カタカナ表記 | チャータイ・チャーノムイェン・タイティー |
---|---|
タイ語 | ชาไทย |
辛さ | なし |
クセ |
- チャー→お茶
- タイ→タイ国
最後におまけとして、オススメのタイドリンクを紹介しておきます。
チャータイを日本語にすると【タイティー】または【タイ式ミルクティー】といった感じです。
独特の風味と味で、日本人にも飲みやすく、大人気のタイドリンクとなります。
ただしかなり甘いので、甘いのが苦手な方は気をつけましょう。
デザートとも相性がいいので、カフェでデザート類と一緒に頼んでみるのがオススメです。
タイのデザート事情
- カノム→お菓子
タイにおいてデザートというのは、「おやつ」的な感じです。
日本でデザートというと、「食後に食べるもの」なので少し感覚が違いますよね。
日本人もおやつは好きでしょうが、タイ人は時間帯を無視して食べる傾向があります。彼らは、たとえ食事直前でも関係なく食べたい時に食べるのです。
タイ人は間食が大好きで、皆さんが思っている以上にずっと何かしら食べています。(もちろん仕事中もです。)
いつでもどこでも様々な「おやつ的なもの」が買えるためかもしれません。
- 屋台文化の発達
- 種類豊富な南国フルーツ
そして、お腹が空くことを極端に嫌がります。タイ人と暮らしていると「お腹が空くこと=悪いこと」みたいに感じることもしばしば。
やっぱり文化の違いって面白いですよね。
さて、最後に日本人的にはデザートはないですが、タイで一般的に「おやつ」に分類されるだろうタイおやつ料理(軽食)を紹介しておきます。
※上記の料理は、おやつとしても食べられますが、朝食になることも多いです。
タイで人気のおすすめデザートまとめ
いかがでしたでしょうか。
自分が好きなデザートを紹介していくうちに、かなり長文となってしまいました。
しかし実は、今回紹介したタイデザートは氷山の一角です。まだまだ隠れた美味しいタイデザートがたくさんあります。
もちろん、ご当地デザートもあり、地域によっても様々です。
タイ旅行の際には、ぜひ、あなた好みのタイデザートを探してみてはいかがでしょうか。