- サラパオとは
- サラパオの餡(アン)の種類や調理法
- サラパオ関連料理
この記事では上記のことを解説していきます。
サラパオを日本語にすると【タイ風中華まん】といった感じです。
中国の包子(パオズ)や日本の中華まんを想像してもらうとわかりやすいでしょう。
辛くないので、子供でも食べることができます。
サラパオは、タイで基本的におやつ感覚ことが多いです。
実は「蒸し」だけでなく色々な調理法があり、タイ独自の餡(アン)も多く存在します。
この記事前半では、サラパオの基本解説。
後半では、様々なサラパオの種類や関連料理を紹介していきます。
意外とたくさんの種類があることを知っていただければ幸いです。
ぜひ参考にしてみてください。それではいきましょう!!!
タイ料理【サラパオ】タイ風中華まんの基本解説
カタカナ表記 | サラパオ |
---|---|
タイ語 | ซาลาเปา |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
サラパオとは
サラパオを日本語にすると【タイ風中華まん】といった感じです。
「タイ風なのに中華?」と、なったと思います。日本語的に少し違和感がありますよね。
様々な種類があり餡(アン)にタイ独特の食材もあるので、あえて「タイ風」と記述しました。
中国でいう「焼包(シャオパオ)または包子(パオズ)」という具の入った饅頭(マントウ)がタイに来て広まった中華系のタイ料理。
またフィリピンでも同じような料理があり、「ショーパオ」とも呼ばれているようです。
タイでは食事というよりは、おやつ感覚で食べられることが多いです。
タイ人はお腹が空いたら屋台でサッと買って食べながら歩いていたり、ちょっとした待ち時間に食べていたりします。
サラパオは日本人にも食べやすく、人気のタイ料理となります。
餡にもよりますが、基本的には辛くないので、辛いのが苦手な方や子供でも食べられます。
サラパオは以下のような場所で食べることができます。
- 屋台
- コンビニ(セブンイレブンやファミリーマートなど)
- スーパー(BigCやロータスなど)
- デパート(サイアムパラゴン・セントラルワールドなど)
- 中華系タイ料理レストラン(MKレストランやコカレストランなど)
また、サラパオを売っているお店では「カノムジープ」と呼ばれる【タイ風焼売(シュウマイ)】が一緒に売られていることが多いです。
種類
サラパオは日本の中華まん(ピザまんや角煮まん)のように餡のバリエーションも豊富です。
日本人に馴染みのある餡から、あまりよく知られていない食材まで様々あります。
サラパオの餡の種類は、例えば以下の通りです。
日本で茹で玉子が入っている中華まんはあまりないですが、サラパオではポピュラーな具材です。
カイケム(アヒルの塩漬け玉子)を使用する場合、カイデーン(黄身)だけを使用します。独特のザラザラ食感が特徴的です。
「バイトゥーイ」というのはタイのお菓子によく使用される食材で、独特の風味と鮮やかな緑色が特徴。
サラパオバイトゥーイは、バイトゥーイをクリームに混ぜて使用します。独特の風味なので、日本人は好き嫌いが分かれます。
ゲーンキアオワーン(グリーンカレー)は日本の「カレーまん」と同じ発想なのが興味深いですよね。
といった感じで、メジャーな種類を挙げただけでも結構多いです。
もし珍しい餡(アン)のサラパオを見つけた際は、ぜひ試してみてくださいね。
蒸し以外のサラパオ
- トート→揚げる
サラパオの基本は蒸した中華まんのことですが、蒸し以外の料理法もあります。
揚げたり、揚げ焼きにすることもでき、いつもと違った風味と食感のサラパオが味わえます。
- サラパオ→蒸し
- サラパオトート→揚げ・揚げ焼き
もし見つけた際はぜひ挑戦してみてください。
屋台での揚げたてのサラパオトートは、とにかく熱いので気をつけてください。
サラパオ関連料理
カノムジープ
カタカナ表記 | カノムジープ |
---|---|
タイ語 | ขนมจีบ |
辛さ | 0(タレは少し辛い) |
クセ | なし |
- カノム→お菓子
- ジープ→ひだ・指で作るハートマーク
カノムジープを日本語にすると【タイ風シュウマイ】といった感じです。
サラパオ同様に、カノムジープも蒸して作るタイのおやつとなります。
カノムジープの屋台はタイ全土どこにでもあり、タイを代表するストリートフードです。
- カノムジープムー→豚
- カノムジープクン→海老
カノムトゥアイフー
カタカナ表記 | カノムトゥアイフー |
---|---|
タイ語 | ขนมถ้วยฟู |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- カノム→お菓子
- トゥアイ→器
- フー→膨らむ
カノムトゥアイフーを日本語にすると【タイ風蒸しパン】といった感じです。
小さめの器に生地を入れて、蒸して作ります。
着色料を使用し、カラフルであることが多いので、気にする方は注意しましょう。
味はおそらくみなさんが想像した通りだと思います。
とはいえ、ジャスミンエッセンスを入れるので、タイらしいといえばタイらしいのかもしれませんね。
ちなみにカノムトゥアイ(タイ風ココナッツミルクプリン)とは全く別のお菓子なので気をつけましょう。
マントウ
マントウとは、いわゆる【中国の饅頭(マントウ)】のことです。
マントウは餡なしのサラパオといった感じです。サラパオ同様に中国がルーツでしょう。
マントウは日本の饅頭(まんじゅう)のルーツとも言われています。
中華系のタイ料理屋ではおかず料理と一緒に主食として食べることもできます。
- マントウ→蒸し
- マントウトート→揚げ
他国のサラパオ
- バイン→粉もの全般(ベトナム語)
バインバオは、ベトナム風中華まんといった感じでしょう。
「バイン」はベトナム語で、粉物全般を指します。
タイのサラパオ同様に様々な餡の種類があります。
例えば、
- 豚ひき肉
- カスタード
- タロイモ
といったものがあります。
鶏卵やうずらの卵の茹で卵やアヒルの塩漬け卵の黄身が入ることが多いです。
また、フィリピンではサラパオの様な中華まんを「ショーパオ」または「ショーパウ」と呼ばれている様です。
他にもたくさんありますので、国ごとにまとめておきます。
- 包子(パオズ)→中国
- 日本→中華まん
- マンドゥ→韓国(朝鮮半島)
- サラパオ→タイ
- バインバオ→ベトナム
- ショーパオ(またはショウパウ)→フィリピン
- モモ→チベット・ネパール
タイ料理【サラパオ】タイ風中華まんのまとめ
サラパオを日本語にすると【タイ風中華まん】といった感じです。
基本的には日本の中華まんと同じなので、日本人ににも馴染みのある食べやすいタイ料理となります。
タイ独特の餡(アン)もあるので、タイ旅行の際は色々と探してみるのも楽しいかもしれません。